くろわーる療育園かぎとりでは、早いうちに療育に取り組むことが大切だと考えています。脳が成長段階にある幼少期から丁寧にアプローチし、一人ひとりの発達促進に繋げていますよ。方針の1つは「単なる預かり施設ではなく、子どもたちの可能性を伸ばす場所になるために努力をすること」。より適切な援助の実践をねらいとして、動作にスポットを当てて評価を行い、問題の解決を目指す応用行動分析の視点を用いたツールを使用しています。領域ごとに細かく数値化し、今必要な事柄を明確にした上で、プログラムを計画していますよ。子どもの主体性を重んじ、可能な限り自立した営みができるように後押しする活動に携われます。
施設は宮城県仙台市にあり、定期的に高齢者や保育園児との交流会を行っています。学生ボランティアの受け入れも行っており、生活の中で子どもたちが地域住民と関われるように配慮していますよ。運動支援においては、作業療法士によるオーダーメイドのプログラムを展開。個々に合わせた計画立てはもちろん、スケジュール調整も行っています。指先の不器用さが課題の場合は、紐通しをはじめとした微細運動を実施。興味の方向性も活動に反映しつつ、楽しみながら巧緻性を高められるように援助していますよ。
くろわーる療育園かぎとりは、家族支援に力を入れており、保護者が希望した場合にはいつでも相談を受けています。さらに、日々の取り組みの様子は動画や写真で報告。より具体的な姿を家庭と共有することで、共通理解を持って療育を進められるように配慮していますよ。また、施設では思い通りにいかず興奮してしまった際に、気持ちを落ち着ける方法を子どもが自分で決めています。職員はサポートする立場であることを意識して助言のみにとどめ、1人ひとりの主体的な意思決定を尊重。共に考えながら、子どもが納得して結論を出す手助けをしていますよ。
