療育におすすめの絵本は?効果と選び方も解説【読み聞かせ・効果・選び方・注意点】

皆さんは、絵本の読み聞かせが療育に効果的なのをご存知ですか?実は、絵本の読み聞かせは、子どもの集中力や語彙力を鍛えることができるんです。そこで、この記事では、読み聞かせの効果やおすすめの絵本、読み聞かせを行う際のポイントを詳しく解説していきます。この記事を読むことで「たくさんありすぎてどの絵本を選べば良いのかわからない」「言葉が遅い子におすすめの絵本を知りたいな」このような疑問や悩みを解決できます。ぜひ最後まで読んで見てくださいね。

絵本で得られる療育効果

聞く力を鍛えられる

絵本を読み聞かせることは、子供たちの聞く力を鍛えるのに効果的です。なぜなら、絵本を読み聞かせることで、音声処理能力や音韻認識能力が発達するからです。例えば、絵本の内容に合わせて感情を込めて読むことで、子供たちは物語の内容や言葉のニュアンスをより深く理解するでしょう。これにより、音声処理能力が向上します。また、絵本にはリズムや韻を含む言葉が多く使われるため、子供たちは音韻認識能力も育まれます。このような点から、絵本の読み聞かせは、子どもの聞く力を鍛える事ができるのです。

集中力が鍛えられる

絵本の読み聞かせは、子どもの集中力を鍛える事ができます。なぜなら、絵本のストーリーやイラストに子供たちは没入しやすいからです。没入することで物語の進行やキャラクターの今後の展開に興味を持つでしょう。特に、絵本の読み聞かせは視覚的な要素が含まれているため、視覚的な注意力も高められます。このように絵本を通じて集中力を鍛えることで、子供たちは長い物語や授業などにも集中しやすくなります。

語彙力がつく

絵本の読み聞かせは、子どもの語彙力を鍛えることができます。なぜなら、絵本には様々な言葉や表現が使われているからです。子どもは、言葉を絵と一緒に読むことで、新しい語彙を習得し、表現力が豊かになるでしょう。また、絵本を通じて登場するキャラクターや状況について考えることで、言葉の意味や使い方を理解する力も養われます。このように、絵本の読み聞かせは、子どもの語彙力を高めることができるのです。

想像力が豊かになる

子どもに絵本を読み聞かせることで、想像力を育むことができます。なぜなら、絵本のストーリーやキャラクターは、子供たちの想像力を刺激するからです。物語の展開や登場人物の感情、背景などを想像することで、子供たちは自分の想像力を伸ばし、独自の世界観を育むことができるでしょう。このように、絵本の読み聞かせは、子どもの想像力を育むのに役立つのです。想像力は子供たちの学習や創造性に大きな影響を与えるため、絵本はその育成に役立つと言えます。

療育に役立つ絵本の選び方

擬音語や繰り返しのある絵本を選ぶ

療育に役立つ絵本を選ぶ際には、擬音語や繰り返しの要素がある絵本を選ぶことが重要です。なぜなら、擬音語は子供たちの聞く力や音韻認識能力を鍛えるのに役立つからです。例えば、「ガサゴソ」「ゴロゴロ」といった音の表現は子供たちにとって興味深く、言葉の響きを楽しみながら学ぶことができますよ。また、繰り返しの要素がある絵本は子供たちの集中力や語彙力を育てるのに効果があります。同じフレーズやストーリーが何度も繰り返されることで、子供たちは言葉の意味や使い方を理解しやすくなるのです。このような絵本は、特に言葉がおそい子におすすめです。

日常生活に関係する絵本を選ぶ

療育に役立つ絵本を選ぶ際には、日常生活に関係する絵本を選ぶことが重要です。なぜなら、子どもは身近な状況や出来事に共感しやすく、理解しやすいからです。例えば、家族や友達との関係や日常のルーティンなどが描かれている絵本は、子どもが自分の経験と照らし合わせながら学ぶことができるでしょう。ほかにも、子どもの学習や成長に影響を与えることもできます。例えば、家庭でのルールやマナー、友情や協力の大切さなどをテーマにした絵本は、社会性やコミュニケーション能力を育むのに役立ちます。

療育におすすめな絵本

音を楽しむ絵本

いないいないばあ

『いないいないばあ』は、音を楽しむ絵本の代表的な作品です。この絵本は、赤ちゃんや幼児向けに作られており、ページをめくるたびにいろいろな動物のいないいないばあを楽しめます。子どもは、読む人の「いないいないばあ」の声や顔を出す動作に大喜びします。子どもは、このリズム癖がになり何度も読みたくなってしまいますよ。さらに、絵と音が組み合わさったことで、子供たちの想像力や集中力も育まれます。親子で一緒に楽しむことで、子供たちの感覚や言語能力の発達にも良い影響を与えることができます。

じゃあじゃあびりびり

音を楽しむ絵本として、次におすすめなのが『じゃあじゃあびりびり』です。この絵本では、様々な物の音を擬音語で表現しています。「じゃあじゃあ」という水の音、「ぶーぶー」という車の音、「わんわん」という犬の鳴き声など、赤ちゃんにとって身近な音がたくさん登場します。子どもは、これらの音を聞きながら、物の名前や音を覚えることができますよ。さらに、読む人が音を表現する際に声色やリズムを工夫することで、子どもたちの言語能力も育みます。一緒に読むことで、音を楽しむ感覚や観察力が身につくでしょう。

おいしいおとなぁに?

音を楽しむ絵本として、次におすすめなのが『おいしいおとなぁに?』です。この絵本は、食べ物の音を擬音語で表現しています。「つるつる」という麺をすする音や「パクパク」という食べる音「ジュージュー」とお肉が焼ける音など、食事の場面で聞こえる音がたくさん登場します。子どもは、これらの音を聞きながら、食べ物の名前や音を覚えることができますよ。また、絵本を見ながら食べる真似をしたり、音に合わせて体を揺らしたりして楽しむこともできます。

日常生活に関係する絵本

あっちゃんあがつく

『あっちゃんあがつく』は、日常生活に関する絵本の中でもおすすめの作品です。この絵本は「◯っちゃん、◯がつく」というフレーズが特徴です。この◯の中には、五十音がはいるため、文字を学ぶことができますよ。また、絵本には擬音語や食べ物の名前がたくさん使われており、言葉の発達にも役立ちます。『あっちゃんあがつく』は、赤ちゃんが日常生活を楽しく学べる、とてもおすすめの絵本です。

あくびがでたよもうおやすみ

日常生活に関係する絵本として、次にオススメなのが『あくびがでたよもうおやすみ』です。この絵本は、子どもの身の回りにあるものが次々と眠りにつく様子を描いています。子どもは、絵本を見ながら、寝る前の習慣を自然と身につけることができますよ。また、優しいタッチで描かれた動物たちは、子どもに安心感を与え眠気を誘ってくれます。『あくびがでたよもうおやすみ』は、子どもが安心して眠りにつくための、とてもおすすめの絵本です。

おとこのこトイレ

日常生活に関係する絵本として、次におすすめなのが『おとこのこトイレ』です。この絵本は、男の子がトイレに行くまでの準備やトイレでの動作、トイレ後の片付けまでを、分かりやすく丁寧に描いています。トイレトレーニング中の男の子は、絵本を見ながら、正しいトイレの仕方を学ぶことができます。また、まだトイレトレーニングを始めていない男の子も、この絵本を読むことで、トイレに行くことへの不安を軽減できますよ。

おんなのこトイレ

上記でご紹介した絵本の、女の子バージョンとして『おんなのこトイレ』もおすすめです。この絵本は、女の子がトイレに行くまでの準備からトイレでの動作、そしてトイレ後の片付けまでを分かりやすく丁寧に描いています。女の子がトイレに行くことに対する不安や疑問を解消し、正しいトイレの使い方を学ぶのに役立ちますよ。『おんなのこトイレ』は、女の子が楽しくトイレトレーニングを進められる、とてもおすすめの絵本です。

想像力を高める絵本

三匹のこぶた

『三匹のこぶた』は、想像力を高める絵本としておすすめです。この絵本では、三匹のこぶたがそれぞれ異なる家を建て、狼との対決する様子が書かれています。子どもは、こぶたたちがどのように狼から身を守るのかを想像しながら物語を追うことができます。また、こぶたたちの個性や行動から様々な教訓を得ることもできますよ。さらに、読者は物語の中で起こる出来事や展開を自分なりに解釈し、想像力を活かして物語を深く理解することができます。このように『三匹のこぶた』は、子供たちの想像力や創造性を育む事ができる絵本と言えるでしょう。

おむすびころりん

想像力を高める絵本として、次におすすめなのが『おむすびころりん』です。この絵本は、おむすびを落としてしまったおじいさんと、穴の中に住んでいるネズミの物語です。ねずみの穴へおむすびを落としたおじいさんは、御礼にねずみたちから歓待され、宝物をもらいます。実はこの『おむすびころりん』は、結末が何種類もあるのを知っていましたか?例えば、悪者が出てこないハッピーエンドのストーリーや、悪者が出てくるストーリーがあります。あらゆる種類の結末を読み比べることで、子どもの想像力を養うことができるでしょう。

絵本を読む際のポイント

ゆっくりとわかりやすく読む

子どもに絵本を読み聞かせる際のポイントは、ゆっくりとわかりやすく読むことです。なぜなら、急いで読むと子供たちの理解が追いつかず、ストーリーの楽しみや教訓が十分に伝わりにくくなるからです。ゆっくりとしたリズムで読むことで、子供たちは言葉の意味やストーリーの展開を理解しやすくなるでしょう。また、わかりやすい声のトーンや表情を使うことも重要です。声に高低や抑揚をつけて物語を表現することで、子供たちは物語に引き込まれ、興味を持ちやすくなります。最も大切なのは、子供たちと一緒に楽しむことです。

絵本を読む場所と時間を決めておく

子どもに絵本を読み聞かせる際のポイントは、絵本を読む場所と時間を決めておくことです。その理由は、特定の場所や時間に絵本を読む習慣を作ることで、集中力や興味を高めることができるからです。場所を決める際には、静かで落ち着いた環境を選ぶことが重要です。外部の騒音や刺激が少ない場所であれば、集中しやすく、物語に没頭しやすくなるでしょう。また、時間を決めておくことで、子供たちの生活リズムに絵本を取り入れることができます。毎日同じ時間に絵本を読むことで、子供たちは楽しみに待ち、読書の習慣が身に付きます。

まとめ

子どもの療育に絵本を活用しよう

いかがでしたでしょうか?今回は、療育に使用するおすすめの絵本やその効果、読み聞かせの際のポイントを解説していきました。絵本の読み聞かせには、子どもの想像力や集中力、聞く力などを鍛える効果があります。子どものタイプに合わせて適切な絵本を読み聞かせることで、更に効果が高まるので、この記事を参考にしてみてくださいね。また、おすすめの絵本も紹介していますので「どの本を選べばいいかわからない」と困っている方は、ぜひ読んでみてください。